義両親は好きですか?
こう尋ねられて「はい、大好きです!」と即答する人は一体どれくらいいるでしょう。
裏を返せば、義両親のことは嫌いで当たり前ということですね。
決して悪い人ではないし、義両親という関係でなければもっとうまく付き合えていたのに…とため息が漏れてしまうこともあるでしょう。
義両親が嫌い過ぎることのストレスで疲れきっていませんか?
この記事では、義両親が「嫌いで当たり前」「もう嫌い過ぎる」くらいになってしまった原因と対処法を紹介します。
義両親は嫌いで当たり前
大なり小なり悩みの種になることが多い義両親。
近くに住んでいる人も、遠く離れている人も、大なり小なり義両親に対して思うところがあるのが普通でしょう。
そもそも、義両親のことは嫌いで当たり前なのかもしれません。
・何かと干渉される
・物をたくさん送ってくるが正直いらない
・子どもの教育方針を押し付けてくる
善意でしてくれていることも多々あるはずなので「ありがた迷惑」で笑って済ませられればよいでしょう。
でも、度が過ぎていると感じてしまうこともありますよね。
何とか「やんわり」断る方法はないかと、日々頭を悩ませることになります。
・義父が忙しいときに突然家に来て長時間居座る
・何かと夫の世話をしたがり、行き届いていないと嫌味を言う
・義母が近所の人に嫁の悪口を言いふらす
・子どもを預かってもらったら勝手に子どもの髪を切っていた
・義両親はお金に困っていないのに仕送りや大きな出費の負担をさせられる
こんなことをされたら、正直「信じられない」と思ってしまいます。
何回も続けられれば、義両親のことが嫌いで当たり前にもなります。
夫が味方になってくれて、義両親にきっぱりと言ってくれればまだよいほうです。
でも夫にとっては実の親。
夫には「気にしなくていいじゃん」くらいに流されてしまうこともよくあります。
「細かいことはうまくやっといてよ」と言われても、こちらは悩んでいるから相談しているのです。
「親の言っていることが正しい。おかしいのはお前の方だ」とまで言われてしまうと、立つ瀬がありません。
義両親は嫌いで当たり前どころか「義両親が嫌い過ぎる」くらいになってしまいますね。
義両親が嫌いな原因は相手にもある
なぜ義両親のことを嫌い過ぎるほど嫌いになってしまったのでしょうか。
義両親に限らず人間関係がうまくいかなくなると「自分に悪いところがあったのだろうか」と思い悩む人も多くいます。
本当に、嫁であるあなたが至らないことが原因なのでしょうか?
多くのケースでは、一概にそうともいいきれません。
現代では出会いの形は様々です。
どう始まった関係でも、結婚しようと決意したとき、相手のことは大好きでしたね。
義両親は愛する夫をこの世に生み出し、これまでの数十年を育ててくれた人ですから、まず感謝の気持ちは当然あります。
結婚の挨拶から始まって、当初はできるだけ良好な関係を築きたいと思っていたはずです。
そして、あなたは「気に入られる」努力を一生懸命しました。
夫と2人で暮らしていたとしても、日常生活では必ずズレがあります。
それは、これまで過ごしてきた環境が一致しないからで、仕方のないことではあります。
義両親はというと、もっと長期間、あなたと異なる環境で生きてきた人たちです。
さらに、息子に対して、愛情も期待も持っています。
愛情の裏返しとしての嫉妬も存在しますし、期待の裏返しの嫌味、落胆があるのです。
「他人」であり「家族」でもある義両親。
あなたに対して「家族なんだから」当然理解してもらえるはずと期待しています。
でも、明確に言葉にしなければ、伝わるものも伝わりません。
また、家の決まりや伝統を伝えようとしても、押し付けになってしまったり、時代にそぐわないものだったりします。
「他人なのだからこそ、気を遣い合ってよい関係を築こう」ではなく、「所詮他人なのだから分かってくれない」と悪い方に捉えがちです。
つまり、習慣の違いによるズレをベースに、愛情や期待による不満や落胆が、あなたに対して積み重なっていくということです。
こうして「決して悪い人ではないのに義両親が嫌い過ぎる」という状況ができあがります。
義両親が嫌い過ぎるなら良い嫁をやめよう
義両親が嫌い過ぎる状態が続くと、精神的に辛くなってしまいますね。
そんなときは「良い嫁」をやめるという選択肢があります。
具体的には、次のような方法が考えられます。
・義両親と距離をおく(同居を解消する、遠くに引っ越すなど)
・専業主婦なら仕事や趣味を見つけて外に出る
・最低限の交流の範囲を決め、それ以上はやらないと宣言する
義両親を嫌い過ぎることに振り回されてしまっていませんか?
できれば義両親が嫌い過ぎるとほど嫌いになってしまう前に、夫とよく話し合うことをお勧めします。
義両親の側に改善してもらえるならそれに越したことはありません。
こちらが歩み寄れる部分は最大限譲りましょう。
そもそも「良い嫁になろう」と努力しすぎていませんか?
仕事をしながら家事(主に夫の世話)をして、子育ても完璧にこなすのは不可能です。
どこかに至らないところが出るのは当然です。
義両親の立場からすれば、それが目についてしまうし文句や嫌味も言いたくなるのでしょう。
義両親という関係でなくても、人は文句を言うものです。
言い続けるうちに、いつの間にか「文句を言う」ことが目的になってしまいます。
だから、すべてに付き合って振り回される必要はないのです。
義両親が嫌い過ぎるからといって、冷たく切り捨ててしまいましょうと推奨しているわけではありません。
少し強硬手段もありますが、これをきっかけに関係改善を目指すことが目的です。
まとめ
義両親のことは嫌いで当たり前といえます。
それくらい、誰もが何かしらの悩みを持っています。
家族は大切で、かけがえのないものです。
でも、その「家族」として、あなたが本当に大切なのは誰でしょう。
一番は「夫」または「子ども」ではないでしょうか。
「義両親のことが嫌い過ぎる」くらい思い詰めてしまったら、思い切って「良い嫁をやめる」という選択肢もあります。
一番大切なものを守るために、そして、何よりあなた自身が辛くなりすぎないために、自身の行動を考えてみるのも一案です。